No.1043　【ミラーズ・クロッシング】（1991年日本公開作品）

【週末息子と見る映画】のKONMA08がお送りする自己満足ブログ

【０８映画缶】

間もなく開演です！！　

No.1043　

【ミラーズ・クロッシング】（1990年作品）

今回はチラシとパンフレットです。

《解説》

【ゴッドファーザー】以来

ギャングの世界を扱った映画で

コーエン兄弟によるこの大胆にして衝撃的な傑作ほど

パワフルなものがあったろうか。

　　　　　―――ガイ・ブラットリー/コスモポリタン

この映画についての、これは掛け値なしの適確な批評で全米のマスコミが驚嘆の声と絶賛で迎えた。ニューヨーク映画祭のオープニングに上映され、いまや世界で熱狂的な反響を呼んでいる傑作だ。

1929年――

アメリカ東部のある都市ではアイルランド系とイタリア系のボスが暗黒街で勢力を争っていた。アイリッシュでインテリやくざのトムはレオの片腕で男同志の友情に結ばれていたが２人が同じ女性ヴァーナを愛したことから友情にひびが入りトムはイタリア系ボスカスパーの戦列に加わり血なまぐさいギャング戦争の火蓋が切られる――。

アクションの凄さに加えて、裏切り、陰謀、欲望と愛欲が渦巻く人間ドラマとしての深さは、これまでのギャング映画を越えて、この映画が高く評価されているところだ。

監督は35歳のジョエル・コーエン。２歳年下の実弟イーサン・コーエンがプロデュースを兼ねてジョエルと共同でオリジナル脚本を書いた。コーエン兄弟は【ブラッド・シンプル】【赤ちゃん泥棒】で若き天才作家として批評家たちから注目されていたが３作目の本作【ミラーズ・クロッシング】で才能を満開に花開かせた。レオを演じるのは【トム・ジョーンズの華麗な冒険】から【ドレッサー】までアカデミー主演男優賞候補になること４度の名優アルバート・フィニー。トムには《第２のアル・パチーノ》といわれているイギリス映画・演劇界のニュー・スターガブリエル・バーン。そしてレオとトムが同時に愛してしまうセクシーなヴァーナ役は舞台出身の新人マーシャ・ゲイ・ハーデン。その他【ドン・サバティーニ】のジョン・ボリトや【ハスラー２】などで売り出し中のジョン・タトゥーロ【ミシシッピー・バーニング】のフランシス・マクドーマンドらが出演している。