【週末息子と見る映画】のKONMA08がお送りする自己満足ブログ
【08映画缶】
間もなく開演です!!
No.502
【ダンス・ウィズ・ウルブズ】(1990年作品)
今回はパンフレットとチラシです。
《解説》
アメリカが美しさに酔いしれました。
ケビン・コスナーはこう語っている――
『【ダンス・ウィズ・ウルブズ】は過ぎ去った時代への私からのラブレターである』と。
そう、これはアメリカの昔々の物語だ。かつてフロンティアと呼ばれた大地で数え切れないほどのバッファローが土煙を上げ蹄の音を響かせていた頃の話だ。それはまた大自然と調和して生きていた、ひとにぎりの自由を愛する人々――大平原の領主と呼ばれていたスー族の物語でもある。そして最後に若く誠実なひとりの兵士ジョン・ダンバー中尉の勇気と愛と友情の物語である。
1864年のこの時、すべてのものが永遠に変わろうとしていた。そして多くのものが永遠に失われようとしていた――実際この映画の舞台である南北戦争時代のアメリカは白人にとってもインディアンにとっても大きな転換期だった。この時代に生き生きと光輝いていたものは今のアメリカにはもうない。映画の中でダンバー中尉が愛してやまなかったものは、すべて時代の巨大な流れの中で失われてしまったのである。そしてケビン・コスナーはそうした失われたものたちを、ただただ愛情と慈しみを込めた目で描いて見せる。それこそが【ダンス・ウィズ・ウルブズ】の美しさであり、この力強い映画の全篇を通して流れる例えようもない哀しさなのである。
インディアンたちは完成したこの映画を見て泣いたという。それは映画に感動したばかりでは決してなく独自の規律を持ち威厳と笑いに溢れていた過去のインディアンの姿を見て貧困と悲しみしかない現在の自分たちがそのようになり得たことを思い出して泣いたのである。
昨年【フィールド・オブ・ドリームス】で全世界を爽やかな涙で包んだケビン・コスナーが私財をなげうって製作・主演・監督の3役に挑み本年度アカデミー賞最優秀作品賞ほか最多7部門受賞。《映画の最高峰》《愛と冒険の一大叙事詩》とマスコミに最大級の賛辞を贈られアメリカ、ヨーロッパで大ヒット・ロングランを続ける超話題作がいよいよ日本に登場する。
――当時のパンフレットの解説より抜粋
《予告編》
≪DANCE WITH WOLVES≫
監 督:ケビン・コスナー
製 作:ケビン・コスナー
製作総指揮:ジェイク・エバーツ
脚 本:マイケル・ブレーク
音 楽:ジョン・バリー
撮 影:ディーン・セムラ
出 演:ケビン・コスナー
配 給:東宝東和
日本公開日:1991年5月18日
上映 時間:182分
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