【週末息子と見る映画】のKONMA08がお送りする自己満足ブログ
【08映画缶】
間もなく開演です!!
No.208
【ファンタジア】(1940年作品)
今回はチラシとパンフレットです。
《解説》
あっ、音楽が踊りだした!
ウォルト・ディズニーは音楽家ではありません。又、彼と共に製作にたずさわったたくさんの画家も音楽の専門家ではありません。私達同様に彼らはただ熱心に音楽を聴く人たちです。そして【ファンタジア】の音楽を絵に翻訳するという素晴らしい問題に直面して彼らはただ熱心に音楽を聴きながらムードや動きや情景、色彩、性格をつかみとって音楽を空想のキャンパスの上に描写しようと努力したのです。
【ファンタジア】は音楽家の解釈ではなく画家の解釈なのです――これがウォルト・ディズニーの制作意図であり音楽は専門的にばかり聴かなくとも空想の翼を自由自在に羽ばたかせ美しいファンタジーを描き出せば良いとディズニーは考えたのです。
ウォルト・ディズニーが描いた空想を実際に組み立て眼で見る音楽、目で聴く絵の【ファンタジア】を創り上げたのはアメリカの有名な音楽評論家・作曲家・作家・ラジオ解説者のディームズ・テイラー、世界的な名指揮者レオポルド・ストコフスキー、そしてベスト・メンバーを誇るフィラデルフィア管弦楽団であります。そして彼らの協力を得てウォルト・ディズニーは『良い音楽を大衆に』という念願を実現し得たのです。
過去においては作曲家たちはオペラとかバレエという比較的限られた手段により自分自身の解釈を音と動きで表現しりことはありましたがストコフスキー、テイラー、ディズニーの三人はこの【ファンタジア】こそ必ずや今日の大作曲家たちに色彩と動きを使った《眼で見る音楽。目で聴く絵》という第三の表現法があるというヒントを与えるに違いないと信じています。
――当時のチラシの解説より抜粋
《予告編》
≪FANTASIA≫
監 督:ベン・シャープスティーン
制 作:ウォルト・ディズニー
脚 本:ジョー・グラント
ディック・ヒューマー
音楽 監督:エドワート・H・プラム
制作 会社:ディズニー・アニメーション
ナレーター:ディームズ・テイラー
配 給:大映
日本公開日:1955年9月23日
上映 時間:126分
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