【週末息子と見る映画】のKONMA08がお送りする自己満足ブログ
【08映画缶】
間もなく開演です!!
No.024
【蝉しぐれ】(2005年作品)
今回はチラシです。
《解説》
20年、人を想いつづけたことはありますか。
英雄でも偉人でもない《普通に生きる》人々の強さと優しさを一貫して描き続けた作家藤沢周平。混迷する現代に一条の光のごとく感動を与え続ける藤沢作品の中でも最高傑作と称されるのが【蝉しぐれ】です。
物語は貧しいながらもつつましく生きる文四郎が少年期から体験する辛苦と、そして幼馴染おふくとの切なく美しい恋を縦軸に展開します。世間に誤解を受けて切腹させられる父への想い。父を恥じずに母を助け賢明に勉学と剣に励み初恋の人を一生想い続ける文四郎の姿に120万人を超える読者が共感し涙したのです。数々のドラマが散りばめられた物語は時代小説の粋を超えた最高のエンターテインメント作品として評されています。
藤沢周平が唯一映像化を認めた【オルゴール】(主演長渕剛)の鬼才黒土三男は一切の妥協を許さない脚本作りに取り組み構想から15年の歳月をかけ小説以外では表現できないと言われた透明感を見事に映像化しました。主人公文四郎を演じるのは歌舞伎界を担い映画【ラジヲの時間】などに出演している市川染五郎。その想い人おふくにTVドラマでも活躍中で映画【船を降りたら彼女の島】の木村佳乃。また緒形拳、原田美枝子、今田耕司、ふかわりょう、大地康雄、加藤武、柄本明、田村亮、大滝秀治ら日本映画界最高の布陣が脇を固めました。また美しい四季折々の風景や【蝉しぐれ】の世界に感銘を受けたアーティスト一青窈がイメージソング[かざぐるま]を提供したことも大きな話題となっています。
『忘れようと、
忘れ果てようとしても、
忘れられるものではございません。』
藤沢文学の最高傑作【蝉しぐれ】が遂に映画化。
私たちの心を震わす感動の傑作小説が、15年の歳月をかけ堂々完成。
――当時のチラシの解説より抜粋
≪SEMI SHIGURE≫
監 督:黒土三男
制 作:俣木盾夫
原 作:藤沢周平
脚 本:黒土三男
音 楽:岩代太郎
撮 影:釘宮慎治
出 演:市川染五郎
配 給:東宝
日本公開日:2005年10月1日
上映 時間:131分