No.1047　【ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア】（1999年日本公開作品）

【週末息子と見る映画】のKONMA08がお送りする自己満足ブログ

【０８映画缶】

間もなく開演です！！　

No.1047　

【ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア】（1997年作品）

今回はチラシとパンフレットです。

《解説》

天国では皆が話す。

海のこと。　

夕陽のこと。

あのバカでかい火の玉を

眺めているだけで素晴らしい。

海と溶け合うんだ。

ろうそくの光のように

一つだけが残る。

心のなかに…

【バンデッツ】【ラン・ローラ・ラン】【カスケーダー】など近年日本での公開が相次ぐドイツ、ポスト・ニュー・ジャーマン・シネマ。その中でも映画【ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア】は、その年のドイツ映画動員数１位を記録しドイツ映画史上空前の大ヒットとなった。本作でドイツ映画界に彗星のごとく現れた新人監督トーマス・ヤーンはキレのいい派手なアクションと斬新なユーモア感覚、観客のココロをギュッと摑むサウンドで《ドイツのタランティーノ》と称されドイツ映画界の話題を独占した。

『天国じゃ、みんなが海の話をするんだぜ』

死期の迫ったふたりの重病患者マーチンとルディ。ひょんなことから病院の同室になったふたりは病院を抜け出し、まだ見たことのない海を目指して旅に出た。が、なんと盗んだ車にギャングの大金が積まれていたことからギャング、警察の両方から追われるはめに――

脚本に惚れ込み製作・脚本・主演の３役を引き受けたティル・シュヴァイガーは主役マーチンを好演し本作でモスクワ映画祭最優秀主演男優賞を受賞した。最近では【リプレイスメント・キラー】でハリウッド進出も果たしたドイツ映画界の若手を代表するスターである。そして相棒のピュアでメランコリックなルディ役を東ドイツ出身の俳優ヤン・ヨーゼフ・リーファースが好演。また【ラン・ローラ・ラン】でローラの恋人役を演じたモーリッツ・ブライブトロイが落ちこぼれギャングを演じ本作でドイツ映画賞最優秀助演男優賞を受賞している。そして大物ギャングカーチス役で【ブレード・ランナー】でブレイクしたルトガー・ハウアーが出演している。