【週末息子と見る映画】のKONMA08がお送りする自己満足ブログ
【08映画缶】
間もなく開演です!!
No.796
【ネル】(1994年作品)
今回はチラシです。
《解説》
ジョディはネル。
彼女を必要としているのは、あなたです。
【告発の行方】【羊たちの沈黙】でアカデミー賞主演女優賞を2度も受賞し【リトルマン・テイト】では母親と天才少年の精神的繋がりと成長を丹念に描き監督としての才能も高く評価され、今や映画界を代表するジョディ・フォスター。彼女がオリジナルの舞台劇を観て、その美しく謎めいた主人公ネルに惚れ込み主演ばかりでなく初めて製作を担当した本作【ネル】は美しい自然の中で人間らしさとそれを見守る寛容を描いた愛に溢れた感動作である。
緑と湖に囲まれ朝日に輝き夕日に染まり深い闇に包まれる美しさが人の存在をも呑み込んでしまいそうなノース・キャロライナの人里離れた山逢の小屋で現代社会とは全く隔絶され奇妙な言葉を話す女性が地元の開業医ジェリーによって発見された。彼女の足下には世捨人としてその小屋に引きこもっていた発作を持ち話すこともままならなかった病気がちな母親の息絶えた姿があった。その母が唯一の話し相手だった彼女は、けだるく歌うような自分だけの言葉を創り上げていたのだ。彼女の名はネル――。
木のように身体を揺らすネル、彼女以外には解らない言葉でまくしたてるネル、そして月光のした素裸で泳ぐネル――本作でジョディ・フォスターは知性という概念では計れない自分の感覚だけで世界を感じ取ろうとする純粋で本能的なネルを恐れを知らない激しく美しい演技で演じきっている。共演は【シンドラーのリスト】のリーアム・ニーソンが開業医のジェリーを包容力溢れた演技であたり、本作の撮影中に実生活でも彼の妻となった【侍女の物語】のナターシャ・リチャードソンが知性と繊細さを持ち感情が張り詰めた精神科医ポーラを演じている。監督は【愛は霧のかなたに】でも閉ざされた独自の世界の中で暮らすゴリラとの交流を果たす女性の姿を思想豊かに描いたマイケル・アプテッド。ジョディ・フォスターの元一流のメンバーが顔を揃えネルの魂の変遷を観るものの心の中に響かせる。
彼女の名はネル…自然の中で彼女は誰よりも自由で、誰よりも純粋。優しく美しくも激しく愛するものたちと成長を続けるネルに、ジョディ・フォスターが生命を注ぐ…
――当時のチラシの解説より抜粋
《予告編》
≪NELL≫
監 督:マイケル・アプテッド
制 作:レニー・ミセル
原 作:マーク・ハンドリー
脚 本:マーク・ハンドリー
音 楽:マーク・アイシャム
撮 影:ダンテ・スピノッティ
出 演:ジョディ・フォスター
配 給:日本ヘラルド映画
日本公開日:1995年5月13日
上映 時間:113分
《本日のオススメ映画ブログ》
AZM59さんの【ホームシアターブログ】です。
\(^o^)/\(^o^)/ぜひご訪問下され〜\(^o^)/\(^o^)/