【週末息子と見る映画】のKONMA08がお送りする自己満足ブログ
【08映画缶】
間もなく開演です!!
No.465
【ディア・アメリカ―戦場からの手紙―】(1987年作品)
《解説》
兵士は恐怖をペンで書き消した!
兵士は涙を手紙ににじませた!
そして手紙は海を渡った!
愛する人のもとへ…
母よ、友よ、恋人よ…若き兵士たちの血の叫びに全米の心が震えた!!
いま全米のマスコミのすべてが【地獄の黙示録】【プラトーン】を超えたベトナム戦争映画と称賛を惜しまないのが、この【ディア・アメリカ―戦場からの手紙―】である。
それは何故か?答えは簡単である。この作品はベトナムで戦った若きGIたちが家族や親友や恋人に宛てて送った手紙を元に構成された新形式のドキュメンタリー・ドラマだからだ。いわば主人公は兵士たちの手紙だ。苦悩と絶望に満ちたそれらの手紙は戦場という極限状況の中で勇気や友情や肉体的・精神的苦痛を真実の声で語りかけている。
これらの手紙を読んでいるのがロバート・デ・ニーロをはじめマーチン・シーン、ウィレム・デフォー、マイケル・J・フォックス、キャスリーン・ターナーなどアメリカで人気絶頂のスターたちである。しかも全ての俳優が出演料をベトナム退役軍人基金に寄付しノー・ギャラだった。そしてブルース・スプリングティーンが《ボーン・イン・ザ・USA》を無償で提供したのを皮切りにローリング・ストーンズ、ザ・ドアーズ、ボブ・デュランなどビッグ・アーチストたちが次々と協力を申し出た。彼らの音楽の使用料もまた無料であった。
現代戦の真っ只中に放り込まれて命を散らせていった数万の若き兵士たち。彼らの真実の声に涙するとともに戦争の無意味さを悟らない者は決していないだろう。【ディア・アメリカ―戦場からの手紙―】は強烈なメッセージを放ち心に訴える。
――当時のパンフレットの解説より抜粋
《予告編》
≪DEAR AMERICA LETTERS HOME FROM VIETNAM≫
監 督:ビル・コーチュリー
製 作:ビル・コーチュリー
トーマス・バード
原 作:【ディア・アメリカ】バーナード・エデルマン[編集]
脚 本:リチャード・デュハースト
ビル・コーチュリー
音 楽:トッド・ボーケルハイド
撮 影:マイケル・チン
朗 読:ロバート・デ・ニーロ
配 給:東宝東和
日本公開日:1988年12月17日
上映 時間:87分