No.307　【夢】（1990年日本公開作品）

【週末息子と見る映画】のKONMA０８がお送りする自己満足ブログ

【０８映画缶】

間もなく開演です！！

No.307

【夢】（1990年作品）

今回はチラシとパンフレットと前売り券です。

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《解説》

過去、現在、未来――。

いま時を超え、驚きに満ちた世界が拡がる。

1990年、待望の黒澤明監督最新作【夢】が遂に公開される。

この作品は【乱】から５年目の第２８作品目にあたる。【影武者】【乱】と続いた時代スケール物と一変、監督自身の《夢》の世界をモチーフに８話からなる短編集のきらめきをもった作品となっている。

黒澤監督がジョン・フォードを尊敬しているのと同じように、黒澤監督を師と仰ぐ映画監督にフランシス・F・コッポラ、ジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグなどがいることは広く知られている。そのルーカスとスピルバーグという当代超一流の現代的監督たちが、この映画実現のために全面協力。その結果ワーナー・ブラザース映画が日本人スタッフ・キャストによる当作品を初の全世界配給という画期的な出来事にこぎつけた。これも《世界のクロサワ》と言われる黒澤明作品ならではのことといえる。

出演者は８話中６話に登場する《私》の寺尾聰を中心に倍賞美津子、原田美枝子、いかりや長介という黒澤作品ならではの多彩な顔ぶれが興味深い。さらに【タクシー・ドライバー】で強烈なインパクトを与え、その後も次々と話題作を提供し続けている映画監督マーチン・スコセッシがゴッホ役で出演している。