【週末息子と見る映画】のKONMA08がお送りする自己満足ブグ
【08映画缶】
間もなく開演です!!
No.657
【ステラ】(1990年作品)
今回はチラシとパンフレットです。
《解説》
私の最高の親友は母です。
ふたりの女性の生涯にわたる友情を描いて多くの観客のハートを熱くした【フォーエバー・フレンズ】に続くベッド・ミドラー主演最新作【ステラ】は親と子、母と娘の絆をテーマにした感動の物語だ。【殺したい女】【ビッグ・ビジネッス】といったコメディー作品の怪演ぶりで日本でもすっかりお馴染みになったミドラーはユーモアたっぷり茶目っ気たっぷりのキャラクターで今回も相変わらず笑わせてくれるが一方で自分を犠牲にしてまで娘の幸せを願ってやまない母親のデリケートな情感をストレートに表現し観る者の胸を打たずにはおかない。
うらびれたちっぽけな町の酒場から今夜も陽気な歓声が聞こえてくる。ステラはこの酒場のバーテンダー。町の男たちの女神なのだ。医学生のスティーブンはそんな彼女に一目惚れする。だが、やがて妊娠したステラは育ちの全く違う二人がうまくいくはずがないとスティーブンのプロポーズを断った。彼からの仕送りすらも断って自力で子供を育てる決心をした。しかし3年たったある晩に娘に一目会いたいと遠路遥々やって来たスティーブを無下には追い返せない。こうして時折父親は愛しい娘ジェニーに会いに来る。ジェニーもまた父を慕い時折彼に会いにいく…。やがて月日は流れジェニーも年頃になり建築家への進学に夢をふくらませるようになった。ステラとジェニーの母娘は親友同士のように仲良しでジェニーに悲しいことがあればステラはあらゆる手を尽くして励ました。けれどもジェニーにとって本当に必要なものが何なのか…それが分かったとき自分の夢をあきらめてまでステラがとった行動とは――。
強い信頼感によって母親と結ばれている娘ジェニーを演じるのは【タイムズ・スクエア】のトリーニ・アルヴァラード。ステラの親友の巨漢のエドには【オールウェイズ】のジョン・グッドマン。監督は【ファミリー】でエミー賞受賞し女性ものでは定評があるジョン・エアマン。親と子の新しい愛のかたちを極めて現代的で自立した母と娘のなかに描いてみせた【ステラ】は多くの人の心の奥底に心地よくしみて長く記憶に残る作品となることだろう。
今年一番 心暖まる素敵な贈り物を届けます。
――当時のチラシの解説より抜粋
《予告》
≪STELLA≫
監 督:ジョン・エアマン
制 作:サミュエル・ゴールドウィン・Jr.
脚 本:ロバート・ゲッチェル
音 楽:ジョン・モリス
撮 影:ビリー・ウィリアムズ
出 演:ベッド・ミドラー
トリーニ・アルヴァラード
配 給:日本ヘラルド
日本公開日:1990年10月6日
上映 時間:109分