【週末息子と見る映画】のKONMA08がお送りする自己満足ブログ
【08映画缶】
間もなく開演です!!
No.654
【ホ〜ホケキョとなりの山田くん】(1999年作品)
今回はパンフレットとチラシです。
《解説》
家内安全は、世界の願い。
忘れものを届けに来ました。
これはスタジオジブリが贈る《となりのシリーズ》第二弾です。いいえ、けっして冗談ではありません。至極大真面目な特別企画です。わたしたちは、となりの木々や林にトトロが住んでいてほしいと思います。しかしまた、わたしたちは、となりにやまだ君たちが住んでくれるのも大歓迎です。
プロデューサーの鈴木敏夫氏は【となりのやまだ君】の大ファンで以前から《となりのシリーズ》第二弾としてアニメ化できないかと周囲の人間に問いかけていましたが誰も冗談としてしか聞かず、だいいち、やりたい仕事ではないので本気で考えようとはしませんでした。この企画に乗れなかったのは当然です。このアニメ企画はスタジオジブリのイメージとあまりにも違いすぎますし普通に考えればジブリスタッフの持ち味や力量を活かせそうにもありません。しかも4コマギャグマンガを積極的にアニメ化(特に長編化)することは至難の業、いや、ほとんど不可能事です――。
それなのにまぜ、いまこの時点で、あえて危険を冒してまで【となりのやまだ君】を《緊急特別企画》として取り上げようとするのでしょうか。成算はあるのでしょうか。
この企画の脚本と監督を努めたのは宮崎駿と共に長年ジブリを支えてきた【火垂るの墓】の高畑勲です。声も朝丘雪路や益岡徹・荒木雅子といったベテラン俳優陣が山田家の面々を演じるほか中村玉緒やミヤコ蝶々といった大御所が味のある声を聴かせてくれています。そして落語家の柳家小三治さんによる俳句の朗読がまた作品を盛り上げてくれます。
このヘンな家族は、
まだ日本にいるのです。たぶん。
――当時のチラシの解説より抜粋
《予告編》
≪MY NEIGHRORS THE YAMADAS≫
監 督:高畑勲
製 作:氏家齊一郎
東海林隆
マイケル・O・ジョンソン
製作総指揮:徳間康快
原 作:いしいひさいち
脚 本:高畑勲
音 楽:矢野顕子
制作 会社:スタジオジブリ
声 :朝丘雪路
配 給:松竹映画
日本公開日:1999年7月17日
上映 時間:104分